トキノハのうつわを用いた食事の風景や、盛り付け、食器棚に置かれた様子、
そんな「トキノハのある食卓」を写真で紹介します。ご参考にしてください。
「copperとカレー」
みなさんこんにちは。トキノハの柴田です!
今回のトキノハの風景はcopperシリーズのある食卓をイメージして撮影しました。
料理はたまに無性に食べたくなるカレーライス。
大学の頃、継ぎ足し継ぎ足しで3週間ほどカレー生活していたことが懐かしいです、、、
トキノハで働いて数年、日々器を作っているわけなのですが、器は作るが料理は作らない自炊ほぼゼロの29歳独身の僕。
「この仕事に就きながら器を使わない生活って…」と心の片隅にあった時に「トキノハのある風景」の企画を聞きました。
自分たちで料理を盛り付け自分たちで写真を撮る。
なかなか難しそうだと思いながらも吸収できることは山ほどあるだろうとワクワクもしました。
そこでまず撮影用の器決めから。
当時新しくできたばかりだったcopperシリーズが良いだろうとみんなの意見が一致しました。
大賛成!僕は絶対copperシリーズをつかってみたいと思っていました。
何故なら「copperシリーズの色合いって料理に合うの?美味しく見えるの?」とめちゃくちゃ思っていたのです。
商品としたらシンプルな形にムラっ気のあるブルーやパープルはとてもカッコよく、気に入っているシリーズなのですが。
しかも料理はカレー。カレーの茶色にお皿の青や紫。
盛り付けられたところを想像しても合わなさそうと思ったところが正直なところでした。
しかし実際使ってみて考えようとまとまり撮影に向かいました。
撮影当日。昼前から撮影準備を始めオーナーの奥様の指揮のもと料理が仕上がります。
カメラも会社の一眼レフ。誰も使い方をわからず、ボタンやノズルをカチャカチャ動かし何とかカメラも準備万端。
まずはパープルの鉢をつかったワンプレートのカレーの撮影から。
「あれ。かっこいい。美味しそう。」
落ち着いた雰囲気で料理の色合いや野菜の鮮やかさを活かす紫は食卓でしっかりと調和していました。
ブルーの器もターメリックライスの黄色が素敵に映り、その爽やかな空気感は朝ご飯に出てもいいなと思いました。
常日頃言われている料理が乗って初めて完成する器とはこのことかと理解した瞬間でした。
撮影を終え職場のみんなで食べたこのカレーは器1つで僕の中のカレーのイメージを変え、
この体験は器を買っていただいているお客様の感覚に近いだろうなと思いを巡らせていました。
器1つで食卓の雰囲気が変わる。料理経験の少ない僕には何か気づかされた1日でした。
購入して使ってみるまでイメージが湧かず
「器ってどれを買えばいいんだろう?」
「どんな料理を載せればいいんだろう?」
と悩んでいるお客様に、少しでも風景をイメージできる写真をお届けしていきたいと思います。
まずは料理を始めようかな・・・