トキノハにゅうもん

8.はっ水剤の応用編   −ふち白のうつわ−

8.はっ水剤の応用編 −ふち白のうつわ−

こんにちは、大川です。   前回のにゅうもんでは「はっ水剤の基礎編」のお話でしたが、まずは復習です。  はっ水剤とは「水をはじくもの」。 高台に塗っておくことで、施釉時に釉薬をはじかせて、窯詰め時の仕上げの処理を手助けしてくれるものでした。  このはっ水剤、それだけに使うのはもったいないほどとても優秀な存在です! 今回は応用編ということで、窯詰めのためだけではないはっ水剤の使いかたを「shiro-kuroシリーズ」のうつわを中心に見てみましょう。   【お買いもの目線:ふち白】   shiro-kuroシリーズの商品のバリエーションは、基本的に三パターンです。   白と黒   そして縁白(ふちしろ)もしくは縁黒(ふちくろ)です。   縁白のうつわは、碗、飯碗、プレート、蕎麦猪口、Vカップ、フリーカップ、コーヒーカップ、マグカップ、ピッチャーと数多くあります。   この「縁(ふち)」と呼んでいる部分、器では「口(くち)」と言います。   ふち「白」の口もとは、釉薬のすこしぽってりとした厚みによって口当たりの柔らかさを感じさせ、胴部のシャープな黒との組み合わせによって生まれるコントラストが、なんともかわいいポイントです。   この、縁の幅に正確な数字はありません。   サンプルをもとに深さの印は入れていますが、手づくりならではのちがいが現れてくる部分です。   その時に上がってくる素地のかたちや、ふち白の施釉とはっ水剤の仕上がりといった、それぞれのたった0.1㎜の差がうつわの雰囲気をがらりと変えてしまいます。   線彫り同様に正解のない、そして、好みの出る部分。  ...

8.はっ水剤の応用編 −ふち白のうつわ−

こんにちは、大川です。   前回のにゅうもんでは「はっ水剤の基礎編」のお話でしたが、まずは復習です。  はっ水剤とは「水をはじくもの」。 高台に塗っておくことで、施釉時に釉薬をはじかせて、窯詰め時の仕上げの処理を手助けしてくれるものでした。  このはっ水剤、それだけに使うのはもったいないほどとても優秀な存在です! 今回は応用編ということで、窯詰めのためだけではないはっ水剤の使いかたを「shiro-kuroシリーズ」のうつわを中心に見てみましょう。   【お買いもの目線:ふち白】   shiro-kuroシリーズの商品のバリエーションは、基本的に三パターンです。   白と黒   そして縁白(ふちしろ)もしくは縁黒(ふちくろ)です。   縁白のうつわは、碗、飯碗、プレート、蕎麦猪口、Vカップ、フリーカップ、コーヒーカップ、マグカップ、ピッチャーと数多くあります。   この「縁(ふち)」と呼んでいる部分、器では「口(くち)」と言います。   ふち「白」の口もとは、釉薬のすこしぽってりとした厚みによって口当たりの柔らかさを感じさせ、胴部のシャープな黒との組み合わせによって生まれるコントラストが、なんともかわいいポイントです。   この、縁の幅に正確な数字はありません。   サンプルをもとに深さの印は入れていますが、手づくりならではのちがいが現れてくる部分です。   その時に上がってくる素地のかたちや、ふち白の施釉とはっ水剤の仕上がりといった、それぞれのたった0.1㎜の差がうつわの雰囲気をがらりと変えてしまいます。   線彫り同様に正解のない、そして、好みの出る部分。  ...

7.はっ水剤の基礎編 ―窯詰めのために―

7.はっ水剤の基礎編 ―窯詰めのために―

こんにちは、大川です。 今回のトキノハにゅうもんでは、陶芸界の影の存在「撥水剤(はっすいざい)」を取り上げてみます! はっ水剤ってなんだろう、というところですが、漢字のまま解釈すると、「水をはじく」ものです。 私にとってはよく使用してきたものなので、今回のお話をするために、改めて焼きもの作りの本に目を通してみると、詳しく載っていませんでした。 簡単に言ってしまうと、液体状の防水ワックスです。 ということで、フォロー的存在である撥水剤をクローズアップしてみようと思います。 その使いかたと役目、工程と共にみてみましょう。   【使いかた:高台に塗る】 もっとも一般的な使用例としては、 器成形→素焼き→撥水剤→施釉 の工程で使用されることが多いです。   素焼きをした器の素地の「高台(こうだい)」にはっ水剤を塗ります。 高台は器にとって足に当たる部分で、 その足の裏、地面と接する部分を「畳つき(たたみつき)」と呼ぶことがあります。 その畳つきとその少し回りの所にはっ水剤を塗ります。 そして施釉をすると、その部分の釉薬を弾いてくれ、 施釉した器を机に置いたとき、釉薬で机を汚しません。 とても便利な道具です。   ちなみに、私調べによると、はっ水剤の液体は青色か赤色のものが多いです。   【役目:窯詰めのため】   作ったうつわを窯で器を焼くとき、数多くの器を一度に焼きますが、 どのようにして窯の中に詰めているかというと、 板にうつわを並べ入れたものに柱を立てて、棚のように何段か柱を立てて組みます。 板の上に器を並べ、敷きつまると支柱を置いて、またその上に板を乗せます。 そして、また器を並べて支柱を置き、板を乗せる、を繰り返します。...

7.はっ水剤の基礎編 ―窯詰めのために―

こんにちは、大川です。 今回のトキノハにゅうもんでは、陶芸界の影の存在「撥水剤(はっすいざい)」を取り上げてみます! はっ水剤ってなんだろう、というところですが、漢字のまま解釈すると、「水をはじく」ものです。 私にとってはよく使用してきたものなので、今回のお話をするために、改めて焼きもの作りの本に目を通してみると、詳しく載っていませんでした。 簡単に言ってしまうと、液体状の防水ワックスです。 ということで、フォロー的存在である撥水剤をクローズアップしてみようと思います。 その使いかたと役目、工程と共にみてみましょう。   【使いかた:高台に塗る】 もっとも一般的な使用例としては、 器成形→素焼き→撥水剤→施釉 の工程で使用されることが多いです。   素焼きをした器の素地の「高台(こうだい)」にはっ水剤を塗ります。 高台は器にとって足に当たる部分で、 その足の裏、地面と接する部分を「畳つき(たたみつき)」と呼ぶことがあります。 その畳つきとその少し回りの所にはっ水剤を塗ります。 そして施釉をすると、その部分の釉薬を弾いてくれ、 施釉した器を机に置いたとき、釉薬で机を汚しません。 とても便利な道具です。   ちなみに、私調べによると、はっ水剤の液体は青色か赤色のものが多いです。   【役目:窯詰めのため】   作ったうつわを窯で器を焼くとき、数多くの器を一度に焼きますが、 どのようにして窯の中に詰めているかというと、 板にうつわを並べ入れたものに柱を立てて、棚のように何段か柱を立てて組みます。 板の上に器を並べ、敷きつまると支柱を置いて、またその上に板を乗せます。 そして、また器を並べて支柱を置き、板を乗せる、を繰り返します。...

6.トキノハの手しごと③ −施釉のしかた−

6.トキノハの手しごと③ −施釉のしかた−

こんにちは、大川です。 前回に引き続き釉薬のお話で、今回は「施釉編」です!   「釉薬を施す」と書いて「施釉」、「釉掛け」と言ったりもします。 もしかすると、みなさんが釉薬がどういったものかイメージはできるけれど、説明するときにすこし言葉につまるかもしれません。 粘土でかたち作った器を仕上げて焼成するとき、絵を描いたり、色付けをしたりして焼成する、というイメージかもしれません。 もちろん、装飾的なところもありますが、ざっくりとイメージ的にも物質的にも言ってしまうと、器全体にガラスのコーティングをしています。 このコーティングと言ってしまった釉薬の役割と方法をのぞいてみましょう!       【お買いもの目線:釉薬のやくわり】   入門編②の焼くことの役割で、土を焼くことで、水にとけない物質に変化させている、というお話をしました。 改めて考えてみると、釉薬がなくても器としての役目は果たせそうな気がします。 しかし、釉薬は「うつわ」として陶磁器が成り立つために三つの大きな役割を担っています!   水を通しにくくする 強度を増す 見た目の良さ   ①については、土にもよりますが、土だけだとじんわりと水がしみてきます。   また、②についても、ガラスの強度と、また土とガラスの二層になることで厚みも増します。   ①と②では、釉薬というガラスでコーティングすることで、物質的に器の丈夫さを可能にしてくれています。   ただ、③が一番重要にしたいポイントです! 釉薬の研究は出し尽くされているのではないかと思います。 けれど、日々研究されているのはなぜなのかと考えたとき、...

6.トキノハの手しごと③ −施釉のしかた−

こんにちは、大川です。 前回に引き続き釉薬のお話で、今回は「施釉編」です!   「釉薬を施す」と書いて「施釉」、「釉掛け」と言ったりもします。 もしかすると、みなさんが釉薬がどういったものかイメージはできるけれど、説明するときにすこし言葉につまるかもしれません。 粘土でかたち作った器を仕上げて焼成するとき、絵を描いたり、色付けをしたりして焼成する、というイメージかもしれません。 もちろん、装飾的なところもありますが、ざっくりとイメージ的にも物質的にも言ってしまうと、器全体にガラスのコーティングをしています。 このコーティングと言ってしまった釉薬の役割と方法をのぞいてみましょう!       【お買いもの目線:釉薬のやくわり】   入門編②の焼くことの役割で、土を焼くことで、水にとけない物質に変化させている、というお話をしました。 改めて考えてみると、釉薬がなくても器としての役目は果たせそうな気がします。 しかし、釉薬は「うつわ」として陶磁器が成り立つために三つの大きな役割を担っています!   水を通しにくくする 強度を増す 見た目の良さ   ①については、土にもよりますが、土だけだとじんわりと水がしみてきます。   また、②についても、ガラスの強度と、また土とガラスの二層になることで厚みも増します。   ①と②では、釉薬というガラスでコーティングすることで、物質的に器の丈夫さを可能にしてくれています。   ただ、③が一番重要にしたいポイントです! 釉薬の研究は出し尽くされているのではないかと思います。 けれど、日々研究されているのはなぜなのかと考えたとき、...

5.トキノハの手しごと② −釉薬のつくり方−

5.トキノハの手しごと② −釉薬のつくり方−

こんにちは、大川です。   オンラインストアのページでは、shiro-kuroシリーズの器の紹介で、 白い器は、アイボリーがかったしっとりとしたマットな質感を持つため、優しくて温かみのある雰囲気 黒い器は、角度によって金色にも輝く、金属のような質感であり、クールでモダンな雰囲気、 という、説明がされています。   ところで、この説明が具体的にどのような器かイメージできますか?   器は手に取って使うものなので、「色」だけではなく「触りごこち」も大事なポイントです!   この色と触りごこちを表現しているのが、焼き物においては「釉薬」です。   そんな釉薬について、shiro-kuroシリーズ最大の特徴である「白」と「黒」に注目して、釉薬を見てみようと思います。       【お買いもの目線】   トキノハの白いうつわと黒うつわ、それぞれどのような色みのものかというと、 温かみのあるやわらかな雰囲気の「白」い色み、 金属のような質感のピリッとエッジの効いた「黒」い色みです。   この雰囲気は、釉薬自体の厚みが違うことも関係があります。   白いうつわのやわらかな雰囲気は、釉薬のぽってりとした厚みのためです。 少し厚めのガラスの膜が丸みを与えてくれ、チタンという金属の一種が生み出す結晶は、白い乳濁のなかにかわいらしい点として、優しい白さにしてくれます。   黒いうつわのシャープさは、器本体のキリッと引きしまったかたちをみせるために、あっさりとした釉薬を掛けています。 そうして、土本体と釉薬の密接度を増すことで、器としての土の質感を引き立てつつ、落ち着いた雰囲気に仕上げています。...

5.トキノハの手しごと② −釉薬のつくり方−

こんにちは、大川です。   オンラインストアのページでは、shiro-kuroシリーズの器の紹介で、 白い器は、アイボリーがかったしっとりとしたマットな質感を持つため、優しくて温かみのある雰囲気 黒い器は、角度によって金色にも輝く、金属のような質感であり、クールでモダンな雰囲気、 という、説明がされています。   ところで、この説明が具体的にどのような器かイメージできますか?   器は手に取って使うものなので、「色」だけではなく「触りごこち」も大事なポイントです!   この色と触りごこちを表現しているのが、焼き物においては「釉薬」です。   そんな釉薬について、shiro-kuroシリーズ最大の特徴である「白」と「黒」に注目して、釉薬を見てみようと思います。       【お買いもの目線】   トキノハの白いうつわと黒うつわ、それぞれどのような色みのものかというと、 温かみのあるやわらかな雰囲気の「白」い色み、 金属のような質感のピリッとエッジの効いた「黒」い色みです。   この雰囲気は、釉薬自体の厚みが違うことも関係があります。   白いうつわのやわらかな雰囲気は、釉薬のぽってりとした厚みのためです。 少し厚めのガラスの膜が丸みを与えてくれ、チタンという金属の一種が生み出す結晶は、白い乳濁のなかにかわいらしい点として、優しい白さにしてくれます。   黒いうつわのシャープさは、器本体のキリッと引きしまったかたちをみせるために、あっさりとした釉薬を掛けています。 そうして、土本体と釉薬の密接度を増すことで、器としての土の質感を引き立てつつ、落ち着いた雰囲気に仕上げています。...

4.トキノハの手しごと① −線彫り−

4.トキノハの手しごと① −線彫り−

こんにちは、大川です。  前回の入門編③では、まず、最初の一歩として、寸皿と寸鉢のお話をしました。 今回から、手しごと編として、 寸皿と寸鉢をもとに、他のshiro-kuroシリーズの器と共通のある、 かたちやいろなど、ひとつひとつのアイテムやポイントで、「なぜか心にひっかかる」を見つけながらお話ししたいと思います。 そして、その中にある、トキノハらしさも探っていきましょう。     【線彫りのあるうつわ】   寸皿、寸鉢にはリムと呼ばれる、段差のある縁の部分がありますが、 そこには、「線彫り」の施しがなされています。 線彫りの装飾は、shiro-kuroシリーズの、全ての器ではありませんが、特徴のひとつです。   線彫りのある器は、 寸皿、寸鉢 蕎麦猪口カップ、コーヒーカップ、マグカップ、フリーカップ、細湯呑み 飯碗 平・丸 もちろん、今後増える可能性もあります。   そして、線彫りの施されている部分は、 寸皿と寸鉢は、リムの部分 その他のうつわは全体です。      【お買いもの目線】   お店で器を見ていただいているとき、「実は線彫りしているんですよ」と、ご案内をさせていただいています。   黒い器は、釉薬がさらっとしたものなので、浅い線でも埋もれることはほとんどなく、...

4.トキノハの手しごと① −線彫り−

こんにちは、大川です。  前回の入門編③では、まず、最初の一歩として、寸皿と寸鉢のお話をしました。 今回から、手しごと編として、 寸皿と寸鉢をもとに、他のshiro-kuroシリーズの器と共通のある、 かたちやいろなど、ひとつひとつのアイテムやポイントで、「なぜか心にひっかかる」を見つけながらお話ししたいと思います。 そして、その中にある、トキノハらしさも探っていきましょう。     【線彫りのあるうつわ】   寸皿、寸鉢にはリムと呼ばれる、段差のある縁の部分がありますが、 そこには、「線彫り」の施しがなされています。 線彫りの装飾は、shiro-kuroシリーズの、全ての器ではありませんが、特徴のひとつです。   線彫りのある器は、 寸皿、寸鉢 蕎麦猪口カップ、コーヒーカップ、マグカップ、フリーカップ、細湯呑み 飯碗 平・丸 もちろん、今後増える可能性もあります。   そして、線彫りの施されている部分は、 寸皿と寸鉢は、リムの部分 その他のうつわは全体です。      【お買いもの目線】   お店で器を見ていただいているとき、「実は線彫りしているんですよ」と、ご案内をさせていただいています。   黒い器は、釉薬がさらっとしたものなので、浅い線でも埋もれることはほとんどなく、...

3.トキノハ流うつわ選びのススメ −皿と鉢とサイズと−

3.トキノハ流うつわ選びのススメ −皿と鉢とサイズと−

んにちは、大川です。   入門編①と②では、一般的な陶芸のお話をしましたが、 今回の入門編③からは、ようやくです。   トキノハのうつわのシリーズはいくつかありますが、 入門する最初の一歩の器はといえば、やっぱり「shiro-kuro」シリーズです。 白と黒というモダンな色味と、シンプルなかたちが特徴の器。 おしゃれを楽しむようなこの器のモダンさは、 どこか日常づかいのイメージが付きにくいかもしれません。 けれど、シンプルの中にはたくさんの手づくりならではが散りばめられた、温かみのある器です。   色と、かたちと、手づくりと、といったお話を、今後の入門編で一つずつ取り上げていきましょう。   まず、私が最初に手に取ってみてほしい器は皿と鉢です。 shiro-kuroシリーズのの皿と鉢は、シンプルだけどモダンなデザインで、トキノハらしい器だと思います。 【お買いもの目線:サイズのみかた】   さて、このshiro-kuroシリーズの皿と鉢には、 皿(寸皿)は3〜7寸の5サイズ、 鉢(寸鉢)は4〜7寸の4サイズ と、サイズ展開があります。   そして「○寸皿・○寸鉢」という名前がついています。 この○のところに、それぞれの大きさの数字が入ります。   3寸皿、4寸鉢、といった感じです。   さて、この「寸(すん)」という言葉、あまりなじみのない響きかもしれません。 昔のサイズの単位「寸」で、...

3.トキノハ流うつわ選びのススメ −皿と鉢とサイズと−

んにちは、大川です。   入門編①と②では、一般的な陶芸のお話をしましたが、 今回の入門編③からは、ようやくです。   トキノハのうつわのシリーズはいくつかありますが、 入門する最初の一歩の器はといえば、やっぱり「shiro-kuro」シリーズです。 白と黒というモダンな色味と、シンプルなかたちが特徴の器。 おしゃれを楽しむようなこの器のモダンさは、 どこか日常づかいのイメージが付きにくいかもしれません。 けれど、シンプルの中にはたくさんの手づくりならではが散りばめられた、温かみのある器です。   色と、かたちと、手づくりと、といったお話を、今後の入門編で一つずつ取り上げていきましょう。   まず、私が最初に手に取ってみてほしい器は皿と鉢です。 shiro-kuroシリーズのの皿と鉢は、シンプルだけどモダンなデザインで、トキノハらしい器だと思います。 【お買いもの目線:サイズのみかた】   さて、このshiro-kuroシリーズの皿と鉢には、 皿(寸皿)は3〜7寸の5サイズ、 鉢(寸鉢)は4〜7寸の4サイズ と、サイズ展開があります。   そして「○寸皿・○寸鉢」という名前がついています。 この○のところに、それぞれの大きさの数字が入ります。   3寸皿、4寸鉢、といった感じです。   さて、この「寸(すん)」という言葉、あまりなじみのない響きかもしれません。 昔のサイズの単位「寸」で、...