COLUMNスタッフのひとりごと COLUMNスタッフのひとりごと

何気無い日常の中の出来事や気づきについて、トキノハのスタッフがコラムとして綴ります。

2019.12.08

「個性に振り回されてます」

お久しぶりです。

前回スタッフの須賀も言っておりましたが、遅ればせながら清水焼団地郷祭りエシカルマルシェ にお越しいただいた皆様。ありがとうございました。
初日、2日目はあいにくの雨でしたが3日目の大晴天で帳尻合わせという感じでしょうか。良い祭りだったと思います。

 

私たちトキノハには繁忙期というほどのものはありませんが、強いていうなら陶器祭りあたりは一年で最高に忙しいという肌感覚です。
ただ五条の陶器祭りに比べて季節も良いのでお祭り自体は楽しく良い感じで過ごさせてもらいました。

そういえば今年秋ってありました?
秋に会った記憶ないです。
めちゃくちゃ寒かったり、めちゃくちゃ暑かったり。
気候が変わると粘土の管理が大変なのでどっちかに統一してほしいものです。

粘土で思い出しましたがトキノハの商品は実はシリーズや用途によって土を色々と変えているのですがご存知でしたか?
粘土と一重に行ってもいろんな種類があるんです。
今日はそれについて軽くお話します。

 

粘土と聞いてどんなものを想像するでしょうか。
茶色のドロドロの砂利が入りまくっているものとか。
だいたいそんなイメージですよね。

でも陶芸の事業所で扱う粘土は精製された扱いやすい粘土を使います。清水焼団地には粘土を扱うお店がすぐ近くにあるのですごく助かります。

粘土屋さんの工場ってカッコいいですよ。
是非覗いてみてほしいです。

 

話を戻して・・・
シリーズごとに粘土の説明をします。

shiro-kuro、calm、copperのシリーズに使っているのは「白土」。
一番扱いやすい土で陶芸教室でも使われているところが多くあると思います。
メリットはズバリ使いやすさと色の幅。
焼く前はグレーの土なのですが、焼くと白くなるため『白土」。
多彩な色合いが安定して出ます。

 

tetraシリーズに使っているのは「赤土」。鉄分が含まれている土で焼くと赤茶色に焼き上がります。
皆さんの想像されている土はこれに近いと思います。いわゆる粘土って感じです。
焼きあがると茶褐色の風合いが出るのが特徴です。

 

iroeシリーズで使われている土は実はオリジナルブレンドしてます。
3種類の土を混ぜ込んでいます。
荒い土になっており陶芸らしい味のある雰囲気を演出してくれます。
チョコチップクッキーの様に鉄粉が表面に出てくるのもポイントです。

そしてレギュラー商品にはあまり使っていませんが「磁器」というものがあります。聞き馴染みありますよね?
主にレストランから特別にオーダーを受けた際使っています。
ちなみにこれまで紹介した粘土はジャンルに分けると陶土と言い僕たちは「土物」と総じて呼びます。
磁器は「石物」と呼ばれ、キメの細かい土で滑らかな手触りの土で焼くとキレイな白になります。焼き上がりも土物に比べて強度があるのが特徴です。

しかし扱いはデリケートな部分を多くあります。
焼く前の状態は割れやすかったり・・・
歪んでしまったり・・・
技術の問題では?というのは一旦おいときます。笑

 

このように粘土にもいろいろと種類があるわけです。
使用方法や用途、焼き上がりの色合いや焼き方を考慮し、粘土選びから既に器づくりははじまっています。

 

もちろんみなさんがイメージしている砂や砂利が混じったごちゃ混ぜ土を使う方もおられます。作家さんに多いんじゃないでしょうか。

山に粘土を取りに行って自分で使えるようにブレンドされてるみたいです。

めちゃくちゃ使いにくいです。
でもその難しさが逆に良かったりして。
味のあるTHE陶芸な器に仕上がります。
自然そのものの力はすごいですね。

 

粘土も個性があり、扱うのも一苦労。
慣れはあっても完全に理解するのは難しい。

人間と同じです。笑

柴田でした。