「緊張の瞬間」

はじめまして。
一月より新スタッフとして加わりました「的場」です。

初めてのひとりごと更新なので、まずは、自己紹介を・・・。

わたしは、中国地方、岡山県出身です。
陶芸の勉強をするため京都へ来て、今年で4年目です。

トキノハとの出会いも4年前でした。

当時、陶芸専門の学校に通っていたのですが、ちょうどアルバイトを募集されていました。

器を作る、売る、仕事の現場に興味を持っていたのですぐ応募。

そのまま、約3ヶ月前までアルバイトとしてお手伝いに来ていました。

状況ががらっと変わったのは去年の秋頃。

お店の改装に伴い新スタッフを募集するとのこと。
そして、新スタッフとして働く気がないか、ということ。

わたしは、そのお話を聞き、トキノハで働きたいと決断し、今に至ります。

そんなこんなで新スタッフとして加わったのですが、失敗の毎日です。

わたしの作業内容の中心は「窯詰め」「窯出し」です。
(この作業についての説明は過去にひとりごとで柴田さんがされていたので省きますね。)

とにかく、緊張します。

「窯詰め」の場合、

『今日はAとBとCの釉薬を詰めるから、Bが下段でCが上段で・・・。」
「でも待てよ。Dの釉薬も確認したいから・・・。」

みたいな。

考えすぎた結果、「あれ、詰め忘れているよ!」などと注意を受けることも・・・。

「なんでこんなこと忘れているんだ!」と自分に怒りつつ、詰め直すわたし・・・。

「窯出し」も気が抜けません。
むしろ、こちらが緊張のピークです。
釉薬の溶け具合や、器の歪み具合、そもそも割れてしまっていたり、ごみがついてしまっていたり、などなど。
窯から出すまで、器の状況が全くわからないため、

「ふりものしてないかな?」
「うまく焼けているのかな?」

などと、気が気ではありません。
本当に息が止まりそうになる瞬間です。

しかし、いざ、窯の蓋をあけ、綺麗に焼きあがった器たちと対面する瞬間は格別の喜びです。
(100%うまく焼成できる日はほんのわずかですが・・・。)

そんな感じで、毎日がものすごいスピードで過ぎ去っていきます。

明日も窯出しです。

わたしは心の中で、
「うまく焼けていますように・・・!」
と願いながら、ひとりごとを更新しています。

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